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2025/10/24(公開: 2021/05/31)

任意売却で共働き家庭の住宅ローン滞納を早期解決した八尾市の事例

「身の丈に合った生活を続けてきたのに、まさか自分たちがローンで苦しむとは思いませんでした。」

大阪府八尾市にお住まいのS様ご夫婦は、慎重に計画を立ててマイホームを購入したにもかかわらず、予期せぬ体調不良と生活の変化により、住宅ローンの返済が困難になってしまいました。

本記事では、S様の任意売却による解決の経緯をたどりながら、「真面目に返してきた人でも滞納してしまう現実」と「そこから立ち直るプロセス」を紹介します。

なお、任意売却の全体像を知りたい方は、「任意売却とは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説」をご覧ください。

富永順三
  • この記事の監修者
  • 富永 順三 任意売却119番・代表コンサルタント
  • ・年間相談件数3,000~5,000件
  • ・8割以上の方が相場に近い価格で売却に成功
  • ・売却後の残りの返済額:月10,000円前後の方が多数
  • ・くわしい経歴→「競売体験者」だからわかります
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任意売却の事例】慎重にローンを組んだのに…共働き家庭を襲った突然の滞納

相談者S様

大阪府八尾市:S様(39歳・会社員)
家族構成:夫(会社員・41歳)・子ども1人(4歳)
【分譲マンション】住宅ローン残高:3,800万円 / 時価:3,750万円

S様は、結婚を機に新築マンションを3,400万円で購入。頭金400万円を用意し、返済プランも慎重に立てていました。

しかし出産後、育休明けの職場復帰と同時に部署異動。慣れない業務と家庭の両立に苦しむなか、ご主人が交通事故で入院。

生活リズムが崩れ、S様自身もパニック障害を発症し、退職を余儀なくされました。

一時的に「利払いのみ」での返済猶予を銀行に申請しましたが、その期間が終わると支払額が元に戻り、家計はさらに逼迫。

7か月滞納した時点で裁判所から競売開始決定通知が届きました。

関連記事:競売開始決定通知書が届いた後でも任意売却できるがハードルは上がる

任意売却による解決の流れ

競売開始決定の通知を受け、S様は「任意売却119番」に相談。

この時点で債権はすでに保証会社からサービサー(債権回収会社)へ移っており、実質的な交渉相手はサービサーとなりました。

サービサーは「開札(入札)日までに成約すれば競売中止」との条件を提示。販売期間は約2か月間と限られる中、担当者がスピーディーに販売活動を開始しました。

  • 住宅ローン残高:3,800万円
  • 販売価格:3,720万円で成約(内見3件・申込から3週間で合意)
  • 諸費用:約180万円(仲介手数料・司法書士・固定資産税精算等)
  • 債権者への入金額:3,540万円
  • 不足分:約260万円

交渉の結果、不足分のうち約200万円が免除され、残り60万円は月1万円×5年の分割払い(無利息)で和解が成立。

開札の10日前に契約・決済を完了し、競売は正式に取り下げとなりました。

関連記事:任意売却後の残債はどうなる?払えない時の対処や時効について解説 

売却活動の進め方

競売の入札(開札)日まで残り2か月という、非常に厳しいスケジュールの中でのスタートでした。

S様のマンションは築浅で人気のエリアにありましたが、管理費の滞納が数か月分あったため、買主からの不安の声もありました。

担当者はすぐに複数の不動産会社へ同時に声をかけ、スピード優先で販売を開始。

ネット公開からわずか2週間で5組が内見に訪れましたが、最初の申込者はローン審査が通らずキャンセル。

残された時間の中で、価格を少しだけ調整して再募集したところ、3週間目に再び申込みが入りました。

しかしここからが本当の山場です。

買主が安心して購入できるように、「滞納している管理費は売主側で全額精算する」条件を提示。

その負担をどう確保するか、債権回収会社(サービサー)と入金の配分をすり合わせる作業が3日間続きました。

さらに、

  • 管理組合からの滞納証明書の発行が遅れ、
  • 司法書士への書類準備にも日数がかかり、
  • 買主の住宅ローン審査もギリギリで承認、

と、スケジュール管理はまさに綱渡り状態

それでも関係者全員が連携し、開札の10日前に契約、4日前に決済完了

直後に裁判所へ競売取り下げの書類を提出し、間一髪で競売を回避することができました。

関連記事:任意売却と競売の違いは?メリット・デメリットを図解で徹底比較

担当コンサルタントの所感

富永順三

今回の案件は、「まさか自分が滞納するとは思わなかった」というご相談者の言葉に尽きます。

計画的にローンを組み、頭金も入れて堅実に暮らしていたご家庭が、たった数か月の体調不良と事故で急転直下。

気づけば競売開始決定通知が届き、「もう間に合わないのでは」と涙ながらに電話をくださったのが最初でした。

実際、時間はほとんど残されておらず、書類一つ遅れただけで競売にかかっていた可能性もあります。

サービサーとの交渉、管理組合との清算確認、買主ローン審査の進行、どれも一つでも止まれば全てが崩れる状態でした。

それでも最後まで諦めず、ご夫婦が必要書類を即日対応してくださったことが成功の決め手になりました。

住宅ローンの滞納は、だらしなさではなく「環境の変化が重なった結果」であることがほとんどです。

今回のように、心身が不安定な時こそ専門家に相談することで、まだ選択肢は残されています。

住宅ローンを払うのが苦しいときは早めの相談を

任意売却の相談を受ける富永順三

取材実績:テレビ朝日モーニングショーで当社の任意売却支援が紹介

「もう少し頑張れば払える」と我慢を続ける方は少なくありません。

しかし、滞納が長引くほど選択肢は狭まります。S様のように競売の前に相談することで、引越費用の確保残債免除交渉など、有利に進められる可能性があります。

「今のままでは厳しいかも」と感じた時点で、まずは現状を共有してください。任意売却119番では、無料で最適な方法をご案内しています。

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