仮に、あなたが住宅ローンや不動産を担保にした借入金の返滞納してしまった場合、そのまま何もしないでいると、通常、やがて債権者(借り入れ先)が担保不動産の競売を申立てを行うことになります。
競売になったら、あなたの自宅は、あなたの意志と関係なく売りに出されてしまいます。一番高い値段を付けた人が購入の権利を得ますが(これを「落札」と言います)、いくらで売れようと、代金はすべて借金の返済に充てられるため、あなたの手元には一円もお金が入りません。
しかも、競売では、ほとんどの場合市場より非常に安い価格でしか売れないため、家を失った後もなお、たくさんの借金が残ります。 また、引渡の時期は落札者の都合で決まるため、お子さんの学校の都合などがある方でも、否応なく退去させられてしまいます。このように、経済面だけでなく、精神面でも非常に負担が重いのが「競売」です。