債務整理と任意売却の違い
どこに相談していいのかわからないので、違いを教えてください。
任意整理を簡単に説明すると、「カードローンなどの無担保借入について、支払い計画を立て直す。」ものです。弁護士や司法書士に依頼するのが一般的です。
任意売却は、「担保権のついた不動産について、債権者の同意を得て売却を図る手段。」となります。不動産仲介業者に依頼します。
任意整理とはじめとする債務整理とは、完済や支払いの継続が難しい場合に法律に則って支払い方法を見直したり、債務を圧縮(減額)、または帳消し(免責)にすることを言います。一般的には、司法書士や弁護士などに依頼します。裁判所によらない任意整理、裁判所の認可が必要な個人再生や自己破産があります。また、裁判所の調停委員が介入する特定調停も選択可能です。
一方、任意売却の場合は、住宅ローンが払えない状況かつ物件を売却しても借金が残ってしまうことを指します。裁判所や弁護士などへの依頼は原則ないことも特徴です。そのため、私的な債務整理の一種とみなす人もいます。
任意売却と債務整理は別物ですが、両方を並行または一方の事後にすることも可能です。
例えば、自己破産手続きと並行しながらの任意売却があります。また、個人再生を申し立て、自宅売却後の残債務とほかの借金を大きく減らす方法もあります。
どうしても自宅は競売にしたくない。そんな方は、先に任意売却を終わらせてから債務整理を進めることも考えられます。
まとめ:選択肢はひとつとは限らない
任意売却119番にご相談いただく方の多くは、住宅ローンのお支払いに支障をきたしています。
任意売却や競売で家を失えば、自己破産するほかないのか。初回の相談時に思い詰めていた方々でも任意売却後、自己破産を選択されている割合は全体の2割にも満たないのが実情です。
広く情報収集するなかで、さまざまな意見や結果を見聞きすることになるでしょう。悩んでいるときはネガティブな情報に感化されやすいため、余計に混乱しては気分を落とす傾向にあります。
大事なポイントは、「よく知っている人に実情を話し、的確な見立てをしてもらう」ことです。任意売却119番ならば、不動産の状況、借入先やローン残高といった項目を聞くだけで、かなり確度の高い見立てが可能です。
また、提携弁護士や司法書士も控えていますので、法に則った案内を受けることもできます。まずはお問い合わせの第一歩を踏み出されてはいかがでしょうか。