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離婚後に金利上昇で住宅ローン滞納。任意売却で再起した神戸市中央区の事例

離婚後も夫名義の住宅ローンを払い続けていたはずなのに、突然、銀行から「金利優遇解除」の通知。

金利が上がれば、支払額は数万円単位で膨らみます。その瞬間から生活は崩れ、気づけば「競売」の二文字が現実になります。

今回は、神戸市中央区のK様が離婚による金利上昇と住宅ローン滞納を任意売却で解決した事例を紹介します。

なお、任意売却の全体像を知りたい方は、「任意売却とは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説」をご覧ください。

富永順三
  • この記事の監修者
  • 富永 順三 任意売却119番・代表コンサルタント
  • ・年間相談件数3,000~5,000件
  • ・8割以上の方が相場に近い価格で売却に成功
  • ・売却後の残りの返済額:月10,000円前後の方が多数
  • ・くわしい経歴→「競売体験者」だからわかります
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離婚後に金利上昇で住宅ローン滞納。任意売却で再起した神戸市中央区の事例

神戸市灘区 任意売却 事例 A様(仮名)

兵庫県神戸市中央区K・T様(仮名)

職業:会社員(元夫) / 年齢:46歳 / 家族:元妻・子2人(小学生)
【分譲マンション】ローン残高:約2,800万円 / 時価:2,300万円前後
当初金利:0.9%(変動) → 改定後:2.6%

ご相談の経緯

神戸市中央区の3LDKマンション。 離婚の原因は、夫の浪費と借金。

それでも子どもの生活のために、住宅ローンの名義は夫のままで、夫が家を出て妻と子が住み続けました。

離婚の際には、養育費がわりに夫が今後も住宅ローンを支払うことを約束をしました。

しかし案の定、口だけでした。 数ヶ月後には振込が遅れ、妻が気づいたときにはすでに滞納3ヶ月。

銀行からの督促状がポストに入り、ようやく現実を突きつけられました。

元夫に連絡すると、 「知らない」「こっちの生活もある」「もう払えない」と開き直るだけ。

さらに追い打ちをかけたのが、金利上昇の通知です。

離婚後に元夫とは別居していたため、住宅ローンは居住用→非居住扱いに変更されたのです。

きっかけは火災保険の更新を放置したことでした。

保険会社から銀行に「契約未継続」の報告が入り、 その過程で夫が家に住んでいないことが明らかになりました。

銀行は契約違反と判断し、当初0.9%だった優遇金利を2.6%に引き上げ。 月々の返済額は82,000円→119,000円に跳ね上がりました。

当然、夫は支払いを放棄。 「もう無理、勝手にしてくれ」と言い残し連絡が途絶えました。

そして残されたのは督促状と、競売開始決定通知

「この家、なくなるの…?」 子どもたちが寝静まった夜、奥様は泣きながら当社へご相談くださいました。

関連記事:競売開始決定通知書が届いた後でも任意売却できるがハードルは上がる 

任意売却による解決の流れ

ご相談された当初、奥様は精神的にも限界で、「もう夫と話したくない」と涙ながらに訴えられました。

住宅ローンの名義は元夫のままでしたが、任意売却119番のコンサルタントが間に入り、 金融機関と元夫の双方と直接交渉を開始。

非協力的だった元夫には粘り強く連絡を取り、 「これ以上放置すれば競売になり、残債はもっと増える」という現実を丁寧に説明。

最終的に、元夫の署名・印鑑証明を取りつけ、任意売却が正式に成立しました。

奥様はほとんど手続きを行わず、必要な書類への署名確認のみで済みました。

  • ローン残高:2,800万円
  • 販売価格:2,300万円(相場上限寄り/内装整備・早期販促で到達想定)
  • 諸費用:約80万円(仲介手数料等)+引越し補助金20万円 = 計100万円
  • 債権者へ配分:2,300 − 100 = 2,200万円
  • 残債(売却後の不足):2,800 − 2,200 = 600万円
  • 残債放棄:480万円
  • 分割返済:120万円(=1万円×10年)

任意売却後には残債は約480万円残りましたが、当社コンサルタントが債権者と交渉し、残債の80%が免除され、残った120万円は月1万円の分割払いで「完済扱い」となる合意を得ました。

関連記事:

売却活動はこう進めた

ポートアイランドはファミリー・医療関係者の需要が高く、流通性は良好。

任意売却とはいえ、一般市場と同等の条件で販売活動を行いました。

近隣相場(2,100〜2,300万円)を参考に2,300万円で成約

港湾景観を好む層を中心に内覧が相次ぎ、販売期間はわずか2ヶ月。 競売より約500万円高い回収額を実現できました。

任意売却を終えた奥様のご感想

まさか金利が上がるだけで、これほど支払いが増えるとは思いませんでした。

離婚後、夫が“ちゃんと払う”と言っていたから信じていたのに、 実際は火災保険も更新せず、銀行から『非居住扱いで契約違反の可能性があります』と言われたとき、頭が真っ白になりました。

一番悔しかったのは、お金よりも“夫に裏切られた”という気持ちです。

子どもたちの生活を守りたかっただけなのに、 彼は何の説明もなく支払いを止めて逃げました。 あの人は最後まで自分のことしか考えていなかったんだと思います。

任意売却119番の担当の方が間に入ってくれて、 夫とも直接やり取りしてくれたおかげで、私はほとんど何もせずに済みました。

けれど、“助かった”というよりは、“終わらせるしかなかった”というのが正直な気持ちです。 家を失うのは、どんな形であっても悔しいものです。

離婚後の「非居住扱い」と金利見直しリスク

離婚後も夫名義のまま、妻と子が住み続けるケースでは、契約上「本人居住であること」が前提の住宅ローンが、非居住扱いに変更されることがあります。

その結果、優遇金利が外れ、返済額が急増することも少なくありません。

今回のように、わずか数%の金利上昇でも月4万円以上の負担増となり、 滞納・競売へ進むリスクが一気に高まります。

今回のケースでは任意売却を選んだことで、競売を回避し、破綻寸前から生活再建の道を開くことができました。

関連記事:任意売却と競売の違いは?メリット・デメリットを図解で徹底比較

離婚後の住宅ローン問題の無料相談

テレビ東京ゆうがたサテライトで任意売却119番の支援事例が紹介

離婚後の住宅ローンは、契約内容の変更や金利見直しに注意が必要です。

金融機関からの通知を見落としたり、延滞を放置したりすると、競売に進むこともあります。

「まだ払えているから大丈夫」と思わず、早めの相談をおすすめします。