リースバック物件は買い戻せるのでしょうか?
家はいくらで買い戻せますか?
リースバックが第三者との間で成立している場合、「いつかは買い戻して、また自宅になればいいな。」と、考えている方も多いでしょう。
※この場合の第三者とは、リースバックを生業とする不動産会社や個人の投資家です。買主は、賃貸人となります。
◆買戻しの計算例
登記にて買い戻し特約を設定していない場合、買い戻し価格は一般に、当初の買取価格に15~20%程度を上乗せした値段で買い戻すことになるでしょう。
では、具体的にシュミレーションをしてみましょう。
例)買取価格1000万の場合:
1000万円×1.15~1.25=1150~1250万円
上記はあくまで目安です。利回りや賃貸期間、地域、オーナーが個人・法人などの兼ね合いで条件は異なります。
◆リースバックで住宅ローンは利用できるか?
『場合によっては可能です。』
リースバックとして住んでいる物件に住宅ローンが適用となるケースもあります。ただし、すでに住んでいる方の名義で組めるかどうかは、各金融機関の審査要件によります。また、賃借人ではなく、その周辺の方が買うことで解決するほうがスムーズな場合も多いと言えます。
買戻し候補者(ローンを使う場合かつ賃借人以外)
・配偶者や親族
・子どもやその婚約者
・友人や知人
ローンのうち、住宅ローンの場合は、融資を受けた人がその物件に住まなければなりません。そうなると、本人との同居を考えなくてはなりません。あまり遠い関係者での購入は、金利はあがるものの、不動産担保融資が適切かもしれません。
なお、元所有者は任意売却後、少なくとも5年はローンが組めません。
一定以上の収入を確保し、信用情報を確認してからローン審査に臨みましょう。