住宅ローンの金利が上がって払えなくなったら…と不安です
東洋経済オンライン「変動金利が上がった場合に備える住宅ローン戦略」
日銀が先月20日に発表した金融緩和策の修正をうけ、長期金利が上昇しました。年末年始に今後の住宅ローン金利に不安を抱いた方もいるのではないでしょうか。
住宅ローン金利について真っ先に影響を受けるのが住宅ローンの固定金利です。固定金利は原則、長期金利をもとに各金融機関が決定しています。長期金利が上がれば、金融機関にとって資金調達コストが高くなるため、住宅ローンを貸し出す金利にも影響が生じます。
ここで住宅ローンを固定金利で借り入れている人は、借入時の金利で固定されていますから市場金利がいかに上がろうとも借入の金利が上がることはありません(固定金利期間内)。
問題は、固定金利期間が終了したあとは、変動金利に切り替わる契約をしている人。あるいは借入の全期間を通じて、当初の安い金利をもとに返済計画を立てており、金利変動への準備をしていない人などです。
これらに当てはまる方で、金利の上昇を危ぶむ方は
・繰り上げ返済をし、借入期間を短くして総支払利息を減らす
・固定金利型に借り換える
といった方策が考えられます。
とはいえ、金利の上昇幅がそのまま月々の返済ペースを大きく変えることはほとんどありません。それは変動金利の仕組みによるものですが、まずは今より返済ペースが上がった際の家計を想定してみて、今後を検討してみましょう。