うつ病などの精神的疾患と任意売却
人生は思わぬこと続き。仕事、家庭などの社会生活において精神的に参ってしまうことは少なくありません。いろいろなストレスを重ねたあげく、精神的なバランスを崩す方もいらっしゃいます。特に、「これではいけない。」と、一層自分を追い込んでしまって、自身のコントロールが効かなくなってしまうと悪循環に陥ります。
心因性の疾患が原因で社会生活を営むことに支障がでた際、本人ではなく、家族(配偶者や親兄弟)が相談に来られる場合が多いようです。
ご本人の精神状態が芳しくない場合、住宅ローンを滞納していても、「家を売る」「債権者と交渉する」といった判断や交渉は、ハードルが高いものです。その間も事態は進み、債権者からの通知はだんだんと厳しい内容になっていきます。
任意売却は、契約行為が伴います。契約には必ず本人の同意、意思確認が必要です。所有者や連帯保証人も同様です。ただし、相談者にとってできるだけ負担の少ない方法で進めていくよう考慮します。例えば、「電話ではなくeメールで連絡が欲しい。」「妻を窓口にして連絡を取り合ってほしい。」といったご要望にも可能な限りお応えしています。
周囲にうつ病を患っている方がいらっしゃる場合は、性急な判断や対応を求めず、まずは本人が感じている不安や困難に共感なさるようにしてください。一緒に打開を考えるような働きかけを心掛けたほうがよい結果を招くようです。
関連サイト:うつ病で働けない。住宅ローンが払えない時はどうしたらいいの?