金融機関によって任意売却できる・できないが変わる?

確かに債権者である金融機関ごとに任意売却に対する対応の温度間は違います。任意売却119番で培ったこれまでの経験から金融機関ごとの傾向をまとめてみました。
※金融機関は支店や担当者、また年度により対応姿勢は変わっていくのが実態です。また、滞納後の債務者側よ姿勢によっても対応がかわります。
任意売却119番では、先ずどのような金融機関・債権者であっても諦めずに話し合って解決の方針を一緒に探すという方針で運営していますので、先ずはご相談ください。
都市銀行
- ① みずほ銀行
- ② 三井住友銀行
- ③ 三菱東京UFJ銀行
- ④ りそな銀行
- ⑤ 埼玉りそな銀行
一部以外は任意売却には比較的スムーズに受託して頂けている。一定の販売期間も設けており価格も提示して頂ける。売期間はかなり短い。時間との勝負になることが多い。
信託銀行 その他銀行
- ① オリックス信託銀行
- ② 住友信託銀行
- ③ 中央三井信託銀行
- ④ みずほ信託銀行
- ⑤ 三菱UFJ信託銀行
- ⑥ あおぞら銀行
- ⑦ 新生銀行
もともと貸出件数が少ないので、ローン破綻になり任意売却に陥る人は少ない。任意売却には応じる姿勢の様子。
地方銀行・第二地方銀行
北海道- ①北海道銀行
- ②北洋銀行
- ③札幌銀行
※任意売却には前向きな様子で販売期間もあり問題なし。
東北- ①青森銀行
- ②みちのく銀行
- ③秋田銀行
- ④北都銀行
- ⑤荘内銀行
- ⑥山形銀行
- ⑦岩手銀行
- ⑧東北銀行
- ⑨七十七銀行
- ⑩東邦銀行
- ⑪きらやか銀行
- ⑫北日本銀行
- ⑬仙台銀行
- ⑭福島銀行
- ⑮大東銀行
上記の銀行等は、保証会社がついていれば任意売却は可能。反対に保証会社がついていないプロパー融資の場合は任意売却が難しい場合があります。
※プロパー融資=信用保証協会などの外部機関による信用保証を受けずに直接銀行から融資を受けること。
関 東- ①群馬銀行
- ②足利銀行
- ③常陽銀行
- ④関東つくば銀行
- ⑤武蔵野銀行
- ⑥千葉銀行
- ⑦千葉興業銀行
- ⑧東京都民銀行
- ⑨横浜銀行
- ⑩東和銀行
- ⑪栃木銀行
- ⑫茨城銀行
- ⑬京葉銀行
- ⑭東日本銀行
- ⑮東京スター銀行
- ⑯八千代銀行
- ⑰神奈川県銀行
※関東は“かんそうしん”に譲渡されることが多く、この保証会社は関東圏の地銀が集まって作った会社で任売への対応は柔軟。
中部・甲信越- ①第四銀行
- ②北陸銀行
- ③山梨中央銀行
- ④八十二銀行
- ⑤静岡銀行
- ⑥スルガ銀行
- ⑦清水銀行
- ⑧大垣共立銀行
- ⑨十六銀行
- ⑩百五銀行
- ⑪三重銀行
- ⑫北陸銀行
- ⑬富山銀行
- ⑭北國銀行
- ⑮福井銀行
- ⑯大光銀行
- ⑰長野銀行
- ⑱静岡中央銀行
- ⑲岐阜銀行
- ⑳愛知銀行
- ㉑名古屋銀行
- ㉒中京銀行
- ㉓第三銀行
- ㉔富山第一銀行
- ㉕福邦銀行
※この地域は、保証会社がついているかプロパーなのかによって対応は変わる。 保証会社がついている場合はほとんど任売可能。 自前のサービサーをもたないため債権譲渡する。譲渡後は一切関与しない。主な譲渡先は、日本債権回収・アトリウム債権回収サービス・アビリオ債権回収・アイアール債権回収・山田サービサー、これらに競争入札形式で譲渡する。
近 畿- ①滋賀銀行
- ②京都銀行
- ③近畿大阪銀行
- ④池田泉州銀行
- ⑤南都銀行
- ⑥紀陽銀行
- ⑦但馬銀行
- ⑧びわこ銀行
- ⑨関西アーバン銀行
- ⑩大正銀行
- ⑪みなと銀行
一部を除いては任売には前向きで比較的スムーズに交渉できる。
中国・四国- ①鳥取銀行
- ②山陰合同銀行
- ③中国銀行
- ④広島銀行
- ⑤山口銀行
- ⑥島根銀行
- ⑦トマト銀行
- ⑧もみじ銀行
- ⑨西京銀行
- ⑩阿波銀行
- ⑪百十四銀行
- ⑫伊予銀行
- ⑬四国銀行
- ⑭徳島銀行
- ⑮香川銀行
- ⑯愛媛銀行
- ⑰高知銀行
おそらくいずれも保証会社がついているかプロパーかで決まっている。
九州- ①福岡銀行
- ②筑邦銀行
- ③西日本シティ銀行
- ④佐賀銀行
- ⑤十八銀行
- ⑥親和銀行
- ⑦肥後銀行
- ⑧大分銀行
- ⑨宮崎銀行
- ⑩鹿児島銀行
- ⑪福岡中央銀行
- ⑫佐賀共栄銀行
- ⑬長崎銀行
- ⑭熊本ファミリー銀行
- ⑮豊和銀行
- ⑯宮崎太陽銀行
- ⑰南日本銀行
※九州は特に任売ができない債権者の話は聞かない。
信用金庫
※信用金庫はどのエリアでも信用金庫の場合は、しんきん保証基金 or 全国保証がついていれば任売に応じる。ただ全国保証はすぐに訴訟(給与差押え)をしてくる、またお抱えの業者を使いたがるため進めにくいケースがある。 プロパーの場合も話し合い次第では任売に応じるが困難な場合が多い。
労働金庫
自前の保証会社に代弁後、債務者と一緒に呼び出されることが多い。
価格は相場よりも少し高めであるが価格見直しには応じてくれる。
農協(JA)
自前の保証会社に代弁後、任売には応じてくれる。
こちらの価格をある程度聞いてもらえて良心的。
ただ代弁前は債務者に対しては厳しい督促がある。
信販系
- ①オリックス
- ②オリコ
- ③アプラス
- ④セディナ
- ⑤ジャックス
- ⑥ライフ住宅ローン
- ⑦日本住宅ローン
一部それ以外は任意売却に応じてくれる。
その他
- ①住宅金融支援機構
- ②年金住宅融資
- ③住宅都市公団(UR)
UR以外は任意売却を推進している。URは数年前迄は全く応じず競売方針であったがここ最近は任売に応じてくれたという事例がある。今後はより可能になっていくことが予想される。
HPには記載のない債権者
- ①ARUHI(旧SBIモーゲージ)
- ②全宅住宅ローン
- ③日本モーゲージサービス
- ④住信SBI
※いずれもフラット35という金融商品を取り扱っているので、基本的には任売には応じている。
