自営業の減収で競売寸前に!任意売却で再出発した千葉県柏市の事例
千葉県柏市で建設業を営むO様(51歳)。長年、自宅兼事務所として使用していたマンションに住宅ローンが残っていましたが、コロナ以降の受注減で支払いが滞り、ついに「競売開始決定通知」が届きました。
「もうどうにでもなれ」という気持ちで放置していたO様。しかし、息子さんが当サイトを見つけて連絡をくださったことがきっかけで、任意売却による解決が動き出しました。
なお、任意売却の全体像を知りたい方は、「任意売却とは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説」をご覧ください。

- この記事の監修者
- 富永 順三 任意売却119番・代表コンサルタント
- ・年間相談件数3,000~5,000件
- ・8割以上の方が相場に近い価格で売却に成功
- ・売却後の残りの返済額:月10,000円前後の方が多数
- ・くわしい経歴→「競売体験者」だからわかります
目次
自営業の減収で競売寸前に!任意売却で再出発した千葉県柏市の事例

家族:妻・息子
物件:分譲マンション
住宅ローン残高:3,300万円 / 時価:2,700万円前後
競売開始決定を受けた時点で、O様は「もうどうしようもない」と完全に諦めていました。銀行からの連絡にも応じず、差押えの書面も封を開けないまま放置。
そんな中、息子さんが任意売却119番へ相談。担当者が直接訪問し、「競売よりも有利な価格で処分できる可能性がある」と説明すると、O様の表情にわずかに変化が見られました。
任意売却による解決の流れ
- 債権者:地方銀行 → 債権譲渡先サービサー
- 成約価格:2,680万円
- 住宅ローン残高:3,300万円
- 諸費用・滞納金(仲介手数料・司法書士費用・管理費・固定資産税・市税滞納分)合計:約200万円
- 残債:820万円
- 債権放棄:740万円(圧縮率 約90%)
- 残債処理:月1万円 × 約7年(約80万円)で完済扱い
健康保険料・市税の差押えは決済時に滞納分の40%(約30万円)を支払い、一時抹消。
任意売却後にサービサーと再交渉し、残債を現実的な長期分割和解で整理しました。
関連記事:任意売却の流れが図解でわかる!相談から引き渡しまでの手順をやさしく解説
売却活動の進め方
建設業の顧客ネットワークを活かし、地域内で実需のある買主候補を数名ピックアップ。任意売却の承諾を得るまでの短期間に現地案内を3件実施し、最終的に提示額2,680万円で早期成約に。
通常の競売評価額(約2,000万円前後)と比較して、約600万円も高い価格での処分に成功。O様の生活再建のための資金確保にもつながりました。
担当コンサルタントの所感

「税金差押えと住宅ローン滞納が同時進行」するケースは、交渉難易度が非常に高いですが、サービサー・市役所・買主の3者を同時に調整することで、競売を止めて住み続ける結果を実現できました。
放置が続くと、税金差押えだけで競売が始まる可能性もあります。
諦める前に、債権者との協議の余地があるかを必ず専門家に確認してください。
任意売却を終えたO様の声

最初は“もう終わりだ”と思っていました。
でも、任意売却の仕組みを知って『まだできることがある』と気づけたのは大きかった。
リースバックで家に住み続けられ、少しずつ生活を立て直しています。
住宅ローンの滞納を放置している方へ

取材実績:テレビ朝日スーパーJチャンネルで当社の任意売却支援が紹介
競売が始まっていても、任意売却で解決できる可能性は残されています。
重要なのは「今さら無理だ」と諦めないこと。今回のO様のように、第三者のサポートが道を開くケースは少なくありません。
状況に合わせた最適な進め方をお伝えします。まずは一度ご相談ください。
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