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相続対策で建てたアパートを手放し再出発した仙台市太白区の事例

宮城県仙台市で実際にあった任意売却の事例です。

相続対策として建てたアパートが、思わぬ形で家計を圧迫する、という相談が仙台でも増えています。

当初は「家族のために土地を活かそう」と始めた賃貸経営が、長期ローンや空室、修繕費の増加によって重荷になってしまうことも少なくありません。

今回は、仙台市で実際にあった、相続対策の一環で建てたアパートを任意売却し、無理のない生活を取り戻したK様の実例をご紹介します。

なお、任意売却の全体像を知りたい方は、「任意売却とは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説」をご覧ください。

富永順三
  • この記事の監修者
  • 富永 順三 任意売却119番・代表コンサルタント
  • ・年間相談件数3,000~5,000件
  • ・8割以上の方が相場に近い価格で売却に成功
  • ・売却後の残りの返済額:月10,000円前後の方が多数
  • ・くわしい経歴→「競売体験者」だからわかります
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相続対策で建てたアパートを手放し再出発した仙台市太白区の事例

仙台 任意売却 事例 K・I様(仮名)

宮城県仙台市:K・I様(仮名)

職業:会社役員 / 年齢:61歳 / 家族:妻

【収益物件】ローン残高:1億2,500万円 / 時価:約7,000万円

ご相談の経緯

相続対策として、先祖代々の土地に一棟アパートを建築されたK・I様。

当時はバブル期で、銀行から2億円近くの融資を受けての建設でした。

しかしその後の地価下落・高金利・空室増加が重なり、収支は悪化。

返済が重くのしかかり、ついに資金繰りが限界に達しました。

「先代に申し訳ない。自殺して残金を保険金で賄おう」と何度も考えながら、会社のこと、従業員のこと、そしてご家族を考えて思いとどまられたそうです。

月々の支払いがもう少し安ければなんとか支払えると考え、銀行に返済計画の見直しを申し入れましたが、応じてもらえませんでした。

その後、競売開始決定通知が届いて相談に来られました。

関連記事:競売開始決定通知書が届いた後でも任意売却できるがハードルは上がる

任意売却での解決ポイント

近年、相続税対策としてアパートを建てるケースが増えていますが、収益計画の想定不足や金利上昇により返済不能に陥る事例も多く見られます。

今回のケースもその典型でした。

私たちは、任意売却を単なる「処分」ではなく、資産再構築の第一歩と位置づけてサポートしました。

  • 賃借人に迷惑をかけないよう、競売前に任意売却で整理
  • 相続税対策の誤りを見直し、債務整理を専門家と協議
  • 今後の生活を考慮し、戸建への住み替えプランを提案

解決までの流れ

任意売却の交渉は、単に物件を売るだけでなく、金融機関・入居者・買主といった多くの関係者を調整する複雑なプロセスです。

K・I様の場合も、融資先の銀行が複数あり、最初は「競売で進める方針」としていましたが、綿密な資料提出と実績説明により、最終的に任意売却を認めてもらうことができました。

金融機関との粘り強い交渉で、任意売却の同意を獲得

滞納状況や家賃収入、今後の見通しを整理したうえで、「早期の任意売却こそ債権回収率を高める最善策」であることを丁寧に説明しました。

これにより、当初は難航した交渉も合意に至りました。

関連記事:任意売却は交渉が命!銀行と相談すべきポイントを解説

収益物件としての価値を再評価し、買主を確保

アパートは築年数こそ経過していましたが、立地・稼働率・将来性を明確に打ち出すことで投資家層から反響を獲得。

現金購入の法人買主が見つかり、競売前にスムーズな売却が実現しました。

残債は金融機関と協議し、分割返済で合意

売却後に残った債務についても、K様の生活状況や収入見込みを踏まえて調整。

一括返済ではなく月々4万円の分割返済で再建できる形にまとまり、無理のない再スタートを切ることができました。

結果として、入居者に迷惑をかけることもなく、競売を回避

「資産を守ること」に囚われていた状況から、「家族の生活を守ること」へと考えを切り替えられたことで、K・I様ご夫妻に本当の意味での安心が戻りました。

関連記事:任意売却後の残債はどうなる?払えない時の対処や時効について解説

担当した富永のコメント

富永順三

初めてお会いしたとき、K様は静かな口調ながらも、これまでの経緯を丁寧に話してくださいました。
「父から受け継いだ土地をどうにか守りたかった」その一心でアパートを建てられた経緯と、その後の返済苦に至るまでの葛藤が痛いほど伝わってきました。

長年の努力と誠実さが報われない現実に、深い無力感を抱えておられましたが、奥様の
「命の代償で家を守ろうとすることこそ、先代がお許しにならなかったと思う」という一言が、方向を変えるきっかけとなりました。

任意売却の手続きに入ってからは、書類の準備や金融機関とのやり取りにも非常に協力的で、「競売だけは避けたい」という強い想いが伝わってきました。

無事に取引が完了し、残債についても無理のない形で整理がついたとき、K様の表情が初めてお会いしたときとは別人のように穏やかで晴れやかだったのが印象的です。

相続対策がきっかけで苦しい状況に陥る方は少なくありません。

しかし、K様のように「家族の未来を守るために手放す」という決断は、決して失敗ではなく、再出発への勇気ある一歩だと感じています。

この案件を通して、改めて任意売却という制度の大切さを実感しました。

K・I様のご感想

仙台 任意売却 事例 K・I様(仮名)

物件は失いましたが、賃借人に大きな迷惑を掛けることもなく、新しい家主の方に買っていただけてほっとしました。

自宅の近所にある物件なので、今でもしょっちゅう目に入ります。

複雑な気分ですが、それでも毎月80万の支払いに四苦八苦していた頃を思えば、今は楽です。

それに自分はしたくてもできなかった改装をしてくれて見違えるようになった物件を見て、気持ちが救われました。

俺のものではなくなったけど、大事に使ってもらえてよかった、と。

相続対策なんてうまいこと言われて、いい気になったのがいけませんでした。土地を守るつもりが逆に失うことになったのは、私の完全なミスです。

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