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2025/10/24(公開: 2019/10/08)

任意売却や差押えの履歴があっても住宅ローンは通る?信用情報と再挑戦のポイント

「任意売却や差押えを経験したら、もう住宅ローンが通らないのでは?」そんな不安を抱く方は少なくありません。

実は、差押えや任意売却の履歴があっても、一定期間を経て信用情報が回復すれば、再び住宅ローンが通る可能性はあります。

本記事では、差押えが住宅ローンや信用情報に与える影響と、再出発のために取るべき具体的ステップを、実例を交えて解説します。

なお、任意売却の全体像を知りたい方は、「任意売却とは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説」をご覧ください。

富永順三
  • この記事の監修者
  • 富永 順三 任意売却119番・代表コンサルタント
  • ・年間相談件数3,000~5,000件
  • ・8割以上の方が相場に近い価格で売却に成功
  • ・売却後の残りの返済額:月10,000円前後の方が多数
  • ・くわしい経歴→「競売体験者」だからわかります

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任意売却や差押えの履歴があっても住宅ローンは通る?信用情報と再挑戦のポイント

差押え・任意売却は「信用情報の事故」として記録される

任意売却や差押え、競売といった法的手続きが発生すると、信用情報機関(CIC、JICC、KSC)に「事故情報」として登録されます。

登録期間は多くの場合5〜7年。

この期間中は、新しい住宅ローンやクレジットカードの審査が極めて通りにくくなりますが、事故情報が消えた後は、再びローン審査に挑戦できる可能性が高まります。

まずは、自分の信用情報を「自己開示」で確認し、抹消時期を把握しましょう。

信用情報の開示方法については、CIC公式サイト(信用情報の開示)をご確認ください。

税金滞納による差押えは信用情報に載らないが、審査では確認される

固定資産税や住民税などの滞納は、信用情報には直接登録されません。

しかし、金融機関は「公租公課の完納証明」を求めることが多く、未納があると審査に通らないケースがほとんどです。

差押えを解除するためには、延滞税を含めて全額納付する必要があります。

金融機関が見るポイントは「過去より現在」

審査時に最も重視されるのは、過去の差押えの有無よりも現在の安定収入と返済能力です。

年収、勤続年数、返済比率(年収に占める返済額の割合)が適正であれば、再チャレンジの道は開けます。

任意売却後に再び住宅ローンを組むための3ステップ

① 信用情報を開示して「事故情報の抹消時期」を確認

CIC・JICC・KSCの3機関に情報開示を依頼し、自分の事故情報がいつ消えるかを確認します。

抹消前に繰り返し審査を申し込むと、「申込履歴」が残って逆効果になるため注意が必要です。

② 税金や公共料金などの未納を完済し、「完納証明」を取得

税金滞納による差押えを受けた場合、全額完納の証明書が必要です。

特に固定資産税・住民税・国保税の滞納は、審査時に「未納リスク」として厳しく見られます。

③ 家計を安定させ、審査に耐えられる書類を整える

青色申告決算書、源泉徴収票、課税証明書など、過去2〜3年分の安定した収入実績を示す資料を準備しましょう。

任意売却後に安定収入が続いていることを証明できれば、審査通過の可能性は高まります。

【実例】任意売却後に住宅ローン審査を通したケース

相談者の写真

Kさん(36歳・元個人事業主)

大阪市西淀川区/母と二人暮らし
事業不振により住宅ローンを滞納 → 任意売却を実施 → 差押え履歴あり

Kさんは個人でカフェを経営していましたが、コロナ禍で売上が急落。

一時的に住宅ローンの支払いができなくなり、やむを得ず任意売却を選びました。

当時は「もう自分名義の家を持つことはない」と思い詰め、引越し後も長く住宅関連の郵便物すら見たくなかったと話します。

それでも、生活を立て直す中で出会った女性と再婚することになり、気持ちに少しずつ変化が生まれました。

「次こそは家族と安心して暮らせる家を持ちたい」この想いが、もう一度マイホームを目指すきっかけになりました。

ただ、現実には任意売却の履歴が残っており、すぐにローン審査を受けられる状況ではありません。

Kさんは再婚後も派遣の仕事を続けながら、滞納していた税金を完納し、生活を整えることから始めました。

同時に、毎年CICに信用情報の開示を申し込み、「もう一度家を買うために、事故情報がいつ消えるのか」を自分の目で確かめていました。

金融機関に聞いても、いつローンを組めるようになるかは誰も教えてくれません。 だからこそ、Kさんは自分で情報を追い、抹消予定日を逆算しながら、再挑戦のタイミングを待っていたのです。

そして任意売却から5年。 安定収入を得られるようになり、税金も完納。 Kさんは再婚相手と一緒に住宅ローンの事前審査に挑みました。

最初に申し込んだ銀行では「過去に法的手続きがある方はお断りしています」と冷たく告げられ、肩を落としたそうです。

それでも諦めず、別の金融機関で相談を続けた結果、担当者から「これだけ安定しているなら可能性はある」と言われ、 2行目の銀行で金利上乗せ条件ながら正式承認を獲得しました。

任意売却や差押え後に再出発を目指す人がやるべきこと

  • 信用情報を自己開示して、事故情報の有無を確認する
  • 税金・公共料金・保険料を完納し、「完納証明」を準備する
  • 生活費と返済比率を見直し、家計を安定させる
  • 保証会社の審査基準を意識し、事業主は帳簿整備を徹底する
  • 任意売却後の5年間を「信用回復期間」と捉えて行動する

参考リンク

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