2025/10/28(公開: 2020/04/17)
住宅ローン返済が限界に。任意売却で再出発した仙台市青葉区の事例
収入の減少に加え、金利上昇と生活費の高騰。
仙台市青葉区で住宅ローン返済がきつくなったH様は、毎月の支払いが家計を圧迫し続けていました。
滞納目前で任意売却を決断し、債権者との交渉を経てスムーズな解決に至った実例を紹介します。
なお、任意売却の全体像を知りたい方は、「任意売却とは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説」をご覧ください。

- この記事の監修者
- 富永 順三 任意売却119番・代表コンサルタント
- ・年間相談件数3,000~5,000件
- ・8割以上の方が相場に近い価格で売却に成功
- ・売却後の残りの返済額:月10,000円前後の方が多数
- ・くわしい経歴→「競売体験者」だからわかります
住宅ローン返済が限界に。任意売却で再出発した仙台市青葉区の事例
家族:妻・子ども1人(大学生)
住宅ローン残高:2,200万円 / 時価:1,950万円前後
H様は、奥様とお子さん1人の3人暮らし。長年続けてきた仕事がコロナ禍で減収し、ローン返済が重くのしかかっていました。
奥様が若年性認知症を発症し、パートを辞めざるを得なくなったことで家計は一気に悪化。
通院費と生活費の両立が難しくなり、住宅ローンを滞納するようになりました。
「催告書が届いた時、2200万円もの残高を一括で払えと言われ、もう終わりだと思いました。せめて家だけは子どもに遺そうと考えました。」とH様は振り返ります。
そんなとき、長男がインターネットで任意売却119番を見つけ、地域担当者を自宅に呼んだことが、再生への第一歩になりました。
任意売却による解決の流れ
担当コンサルタントが債権者との交渉を開始。ちょうど保証会社の担当者が過去案件で面識があり、必要書類・審査観点を把握していたため段取りがスムーズでした。
- 債権者:地方銀行系保証会社(途中でサービサーへ債権譲渡)。最終承認はサービサーが実施。
- 査定価格:1,900〜2,000万円
- 成約価格:1,950万円
- 諸費用控除:約80万円(仲介手数料約70.95万円+登記等・清算金で端数調整)
- 債権者配当:約1,870万円
- 住宅ローン残債(最終精算差額):約330万円
- 債権放棄:約234万円(約71%圧縮)
- 分割和解:月1万円×8年(総額96万円)→完済扱い
売却代金1,950万円から、仲介手数料、司法書士報酬、固定資産税清算金など、合計約80万円を売却代金から控除
遅延損害金の増加で想定よりも残債は多くなりましたが、債権放棄交渉と月1万円の分割和解が成立。精神的な負担も大幅に軽減されました。
売却活動の進め方
物件は仙台市青葉区の旭ヶ丘エリアにあり、地下鉄南北線「旭ヶ丘駅」から徒歩圏内の閑静な住宅街に位置していました。
周辺には小学校や公園、生活利便施設が整っており、ファミリー層に根強い人気があります。築年数はやや経過していたものの、日当たり・通風が良く、室内の管理状態も良好でした。
担当コンサルタントはまず、地元不動産会社3社と情報を共有し、SUUMO・アットホーム・Yahoo!不動産に同時掲載。
駅近・住宅街という立地特性から反響が早く、掲載10日目に最初の内覧予約が入りました。
内覧時には、売主の協力で不要家具を一部撤去し、室内の印象を整備。来場した購入希望者から「このエリアでこの価格なら」と好感触を得ました。
その後、2組目の内覧で具体的な購入申込が入り、価格交渉はわずか10万円の調整で合意。
保証会社・サービサーの承認も迅速に下り、売出し開始から約1か月で成約・決済まで完了しました。
競売開始決定の直前というタイミングでしたが、地元市場を熟知した販売戦略と連携体制により、スピード解決を実現できました。
任意売却を終えたH様のご感想

大学生の息子さんは、家を少しでも良く見せようと片付けを手伝い、公営住宅の申込書や奨学金の手続きまで自ら進めてくれました。
「子どもにここまで頼もしい一面があるとは思わなかった」とH様。苦しい中にも、家族の絆が強まったと話します。
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催告書を受け取ってから時間が経つほど、選択肢は狭まります。
任意売却は「手放す手段」ではなく、「家族を守るための再出発の方法」です。
仙台市や宮城県内でも、早期相談によって競売を回避できたケースは多数あります。1人で抱えず、まずは現状を共有することが第一歩です。
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