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2021/09/09(公開: 2020/04/24)

札幌市:任意売却事例「まさか自宅が公売にかかるなんて」

税金滞納で公売にかかった自宅

札幌市内にお住まいのKさん。70歳で退任するまで長らく会社役員をしていました。羽振りのいい時に建てた自宅に妻と大型犬と暮らしていました。ただ、固定資産税や住民税などの地方税を後回しにしがちで、延滞税を含め800万円あまりの未納税がありました。もともと自宅は仮差押えがついており、とうとう公売にかかったのです。

税金滞納による仮差押えと任意売却 

役所とは喧嘩ばかり。公売予告には抗議文で対応。

Kさんは負けん気が強いようで、長年の役所による督促もケンカ腰で対応していました。最初の相談は息子さんからで、公売の開始決定がくだされた直後でした。Kさんの同意を得て役所へ連絡をすると、Kさんの名前を出したときの担当者の反応が明らかに「あの人か…」といった具合で、これまでの経緯を察するほどでした。

税金滞納で家族にも迷惑がかかることに…。

Kさんには、会社を継いでくれている息子さんがいます。Kさんに万が一のことがあった時、Kさんが持つ自社株は息子さんが引き継ぐことになります。当然、引き継ぐのは未納の税金も同じです。しかも延滞税もどんどん加算されており、すでに本税を超える状態です。どう足掻いても、税金は支払わなくてはならないのです。

任意売却でスムーズな公売取り下げへ

Kさんは現役を退いた今、管理や維持費のかかる自宅は負担なので、売ることに躊躇はありません。ただ、役所側から督促を受けたりすると、どうしてもプライドが先に立ってしまい、ひと悶着を起こしていたような印象です。

公売にかかったことで自宅を売却するのは、役所に負けたような気がして嫌なご様子でしたが、近所や何より息子さんためにこのまま見過ごすわけにはいきません。任意売却をすることになりました。

時間は限られていたものの、すぐに買い手が現れ、租税は完納。ある程度の手元資金も残りました。その資金を使ってご夫婦は、愛犬とともにシニア向けマンションに移り、快適な老後生活を送っているそうです。