【越谷市の任意売却】収入減から生活再建へ。実際の解決事例を解説
埼玉県越谷市で実際にあった任意売却の事例です。
建設業を営む43歳の山下様(仮名)は、収入減によって住宅ローンの支払いが困難になりましたが、自己破産を避け、任意売却によって解決の道を選びました。
その具体的な経緯と再出発までの流れを解説します。
なお、任意売却の全体像を知りたい方は、「任意売却とは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説」をご覧ください。

- この記事の監修者
 - 富永 順三 任意売却119番・代表コンサルタント
 - ・年間相談件数3,000~5,000件
 - ・8割以上の方が相場に近い価格で売却に成功
 - ・売却後の残りの返済額:月10,000円前後の方が多数
 - ・くわしい経歴→「競売体験者」だからわかります
 
目次
【越谷市の任意売却】収入減から生活再建へ。実際の解決事例

埼玉県越谷市:山下様(仮名)
職業:建設業 / 年齢:43歳 / 家族:子供2人
【マンション】
ローン残高:約2,000万円 / 時価:750万円
ここから、埼玉県越谷市で実際に行われた任意売却の流れと、その際に注意すべきポイントを解説します。
相談の経緯
10年前、3LDKのマンションを3,480万円で購入。公庫のステップローンを利用して、35年ローンを組みました。
モデルルームを見に行ったのがきっかけで、一目惚れのようなものです。
モデルルームには、家具なんかも素晴らしいのが置いてあって、見ているうちにそういうものまで自分のものになるかのように思えてきてしまって、つい買ってしまいました。
頭金を用意できなかったので販売担当者に相談したところ、頭金がないとローンが通りにくいとのことで、「1割ぐらい頭金があったことにしてローンを通してしまいましょう」との返事。
つまり、銀行には私が頭金360万円を入れて3,940万円で買ったように見せかけ、実際はその”頭金”分を値引きしてもらって3,480万円で購入したのです。
そんなことをしていいのかどうかわかりませんでしたが、当時はどうしてもこのマンションが欲しい一心で、あまり気にも止めませんでした。

しかし、今思えば無理な買い物だったのでしょう。
本当は通らないはずのローンを無理に通してしまったのですから。
それでも、収入が安定している間は良かったのですが、サブプライムローンのことが取り沙汰された頃から景気が悪くなり、あっという間に収入が目減りしていきました。
特にリーマンショック後は建設業界自体がかつてないほど冷え込み、仕事が全然なくなりました。激変でした。
ついに、2年前には、かつて650万円あった年収が330万円にまで落ち込み、月々13万5千円の支払いを続けるには、貯金を切り崩すしかなくなりました。
そして去年、とうとう貯金も底をつき、支払いができなくなりました。
解決にあたって重視したポイント
離婚した元妻に迷惑がかかるので、自己破産はしたくない
自己破産して免責が受けられればローンを返済する義務はなくなります。
状況に応じて自己破産をおすすめすることもありますが、連帯保証人や共有者などがおられる場合はそう簡単いきません。
たとえ離婚をしても、連帯保証人を外れることはできません。
主債務者がローンを返せなくなった時は、ただちに連帯保証人に支払いの請求行くことになります。
そうなると、連帯保証人の方がよほど経済的に余裕がある方なら話は別ですが、普通は連帯保証人の方まで債務整理や自己破産をする必要がでてくるのです。
【相談員より】

山下様のケースように、「ローン残高 – 物件価格(現在売れる値段)」の差が大きい場合は自己破産する方が有利な場合もありますが、連帯保証人がおられる場合はその方が代わって支払の義務を負うことになるので注意が必要です。
2人とも自己破産するという道もありますが、「別れた妻に迷惑をかけたくない」という山下様の決意はやはり立派だと感じました。
任意売却の手続きを終えた山下様のご感想

3500万円近くで買った家が、750万円と言われた時はさすがにショックでした。
ローンはまだ2000万円ほど残っていましたから、家を取られてさらに1250万円もの借金が残ってしまう計算になります。
自己破産をすれば借金をチャラにできると聞きましたが、うちの場合は離婚した元妻が連帯保証人なので、それをするわけにはいきませんでした。
今は家賃5万円のアパートに住んでいます。
不自由がないと言えば嘘になりますが、いつもローン返済の算段で頭がいっぱいだった以前に比べれば、幸せな毎日なのかも知れません。
残債(任意売却後に残った借り入れ)は、月々1万5千円ずつ返していっています。
任意売却後に残った借金の扱いについては、「任意売却後のローン残債はどうなるの?」で詳しく解説しています。
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ローン残高と査定価格の差額が大きくても、サービサーとの交渉や分割返済で再建できる可能性があります。
自己破産を避けたい、保証人に迷惑をかけたくないなど、事情に合わせた対応が必要です。
経験豊富な相談員が、あなたの状況に最適な解決策をご提案します。
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