2025/11/09(公開: 2025/11/08)
NHKクローズアップ現代「密着!住宅ローン破綻サラリーマン危機最前線」に出演
2019年5月14日放送のNHKクローズアップ現代+にて、 「密着!住宅ローン破綻 サラリーマン危機最前線」という特集が放送されました。
番組では、弊社の富永順三 代表取締役が、中高年層の住宅ローン破綻の実態と任意売却の現場について、専門家として解説しました。
なお、任意売却の全体像を知りたい方は、「任意売却とは?基本を解説」をご覧ください。
2019年5月14日 NHK クローズアップ現代+
番組で取り上げられた内容の概要



この回は、長引く低金利と住宅価格の高騰を背景に、ごく普通のサラリーマン家庭に忍び寄る「住宅ローン破綻」の深刻な実態に密着しました。
番組では、定年後の収入減や病気、リストラといった予期せぬ事態によって、長年真面目に返済を続けてきたにもかかわらず、ローンが支払えなくなり自宅を失う危機に瀕した人々の「最前線」を取材。
弊社代表の富永は、ローン返済が難しくなった人の再建をサポートする任意売却の専門家として出演し、以下の点について解説や実態紹介を行いました。
- 任意売却の現実:
住宅ローンが払えなくなった人が、競売を避けて金融機関と合意の上で自宅を売却する「任意売却」のメリットとデメリット、そしてその後の生活再建の道筋。 - 破綻の背景:
団塊ジュニア世代が高齢を迎える中での定年後の収入激減や、ボーナス頼りの返済計画の脆さなど、現代の日本社会が抱える構造的な問題。
事例の概要
弊社代表の富永は、ローンの返済が滞っている事例として、54歳の藤田俊秀さん(仮名)宅を訪問し、不動産会社の代表取締役として、債務者への聞き取りと今後の対応(任意売却など)に関するコンサルティングを行いました。
破綻のきっかけ
転職をきっかけに住宅ローンの支払いが行き詰まった藤田さんは、20年前に3,000万円で一戸建てを購入し、サービス業で課長として働きながら、妻と4人の子どもを支えてきました。
当時の手取りは月32万円。毎月12万円のローンを返しながらも、家計にはまだ余裕がありました。
ところが3年前、会社から「役職定年」を言い渡され、月10万円の減給に。
「このままでは生活が回らない」と転職を決意しますが、思い描いた条件の仕事は見つからず、最終的に月21万円の清掃会社に就職することに。
「なんとかなると思っていたけど、現実は甘くなかった」と藤田さんは振り返ります。妻もパートに出ましたが、ローン返済は次第に遅れ、気づけば4か月分の滞納に。
転職前後の収入
- 転職前(課長): 手取り 月32万円、ローン返済額 月12万円。
- 転職後(清掃会社): 手取り 月18万円(額面21万円)、ローン返済が不可能に。
任意売却119番 富永順三の役割
任意売却後に残った残債1,000万円について、富永が債権者・サービサーと交渉を重ね、90%(900万円)を免除で合意を取り付けました。
残り100万円は月1万円の長期分割(100回)で支払う合意を取り付けました。
任意売却の代金から引越し費用・滞納管理費等を確保し、家賃6万円台のアパートへ転居。返済負担は月1万円まで圧縮され、家計の黒字化に成功しました。
▶ 関連記事:任意売却後の残債はどうなる?払えない時の対処や時効について解説
番組のテーマ概要はNHK公式をご覧ください。
▶ 関連記事:「密着!住宅ローン破綻 サラリーマン危機最前線」 | NHK
また、番組の内容はこちらでも詳しく紹介されています。
▶ 関連記事:クロ現プラスまとめ③
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