ゆとりローン返済が倍増して払えない状況を任意売却で解決【相模原市の事例】
「ゆとりローン」は、当初の支払いが少なく抑えられる一方で、11年目以降に返済額が急増する住宅ローンの一種です。
景気や給料が右肩上がりで伸びることを前提に設計されたため、今では“時代に合わない住宅ローン”として多くの家庭を苦しめています。
今回は、神奈川県相模原市にお住まいのR・M様(47歳・会社員)が、ゆとりローンの返済額倍増により家計が破綻寸前となったケースを紹介します。
任意売却によってどのように生活を立て直せたのか、その経緯を詳しく解説します。
なお、任意売却の全体像を知りたい方は、「任意売却とは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説」をご覧ください。

- この記事の監修者
- 富永 順三 任意売却119番・代表コンサルタント
- ・年間相談件数3,000~5,000件
- ・8割以上の方が相場に近い価格で売却に成功
- ・売却後の残りの返済額:月10,000円前後の方が多数
- ・くわしい経歴→「競売体験者」だからわかります
ゆとりローンとは?返済が後から増える仕組み
ゆとりローンとは、2000年代前半に多くの銀行で販売されていた住宅ローン商品で、初期10年間ほどは利息だけを支払う「ゆとり期間」が設けられていました。
そのため、最初の10年間は月々の返済額が安く感じられ、若い世代でもマイホームを購入しやすい仕組みでした。
しかし11年目からは元金返済が始まり、返済額が一気に1.5〜2倍に跳ね上がります。
当初は「昇給しているはず」という前提で設計されたローンでしたが、実際には給与がほとんど上がらず、“ゆとり破綻”と呼ばれる深刻な状況を招くケースが増えました。
給料は上がらないのに住宅ローンの返済が倍増
神奈川県相模原市:R・M様(仮名)
職業:会社員 / 年齢:47歳 / 家族:妻・子ども2人(高校生・中学生)
【戸建・築12年】時価:約1,980万円 / ローン残高:3,000万円
M様は12年前に3,800万円の住宅ローンを「ゆとり型」で組まれました。
当初の返済額は月8万円台で、ボーナス払いを含めても無理のない水準でした。
ところが11年目に入ると、返済額が月16万円+ボーナス時30万円に。
給料は当時からほとんど変わらず、奥様のパート代8万円を合わせても家計は毎月赤字。
教育費のピーク期に重なり、「支払うために働く」状態に。
お隣の家が売りに出されたことをきっかけに査定を取ると、時価はわずか1,980万円。残債3,000万円との差額に愕然とされたそうです。
任意売却を競売前に決断
M様ご夫妻は「破産だけは避けたい」という思いで、早い段階で任意売却119番へご相談くださいました。
金融機関への交渉を経て、競売にかかる前にスムーズな任意売却が成立しました。
築12年の戸建ては相場価格で売却され、残債は住宅債権管理回収機構への月1万円返済で推移。
新しい賃貸住まいの家賃は月8.5万円と、これまでのローン返済の半分です。
任意売却後の生活:年間170万円の家計改善
M様ご一家は、任意売却によって月16万円の返済とボーナス払いがなくなり、年間170万円以上の支出削減に成功しました。
その結果、貯金ができるようになり、教育費や老後資金の計画も立て直せたとのこと。
「子どもに同じ失敗をさせたくない」と、家庭内でお金の話をオープンにするようになり、家族関係も以前より明るくなったそうです。
ゆとりローンで苦しんでいる方へ
ゆとりローンは、金利優遇が切れたり、返済額が上がる「11年目の壁」で家計破綻に陥る方が少なくありません。
もし今、返済に不安を感じている場合は、競売にかかる前の相談が何よりも重要です。
任意売却なら、ローンの残債を圧縮しながら生活を守る道があります。
まずは状況をお聞かせください。秘密厳守・相談無料で対応いたします。
住宅ローンの返済に不安を感じたら、早めの相談を
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初めてお電話をいただいた日、M様は「返済額が倍になってしまって、もうどうにもならない」と声を震わせておられました。