夫のギャンブルが原因で住宅ローンを滞納。任意売却で再出発した事例
神奈川県相模原市にお住まいのJ・K様(45歳・パート勤務・お子さま1人)は、夫のギャンブルによる借金が原因で住宅ローンの支払いが滞り、競売寸前まで追い込まれました。
しかし、任意売却という選択肢を取ったことで、住み慣れた地域で再出発を果たすことができました。
本記事では、どのようにして住宅ローンと消費者金融の二重苦を解消できたのか、具体的な経緯をご紹介します。
なお、任意売却の全体像を知りたい方は、「任意売却とは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説」をご覧ください。

- この記事の監修者
- 富永 順三 任意売却119番・代表コンサルタント
- ・年間相談件数3,000~5,000件
- ・8割以上の方が相場に近い価格で売却に成功
- ・売却後の残りの返済額:月10,000円前後の方が多数
- ・くわしい経歴→「競売体験者」だからわかります
夫のギャンブルが原因で住宅ローンを滞納。任意売却で再出発した事例

神奈川県相模原市:J・K様(仮名)
職業:パート勤務 / 年齢:45歳 / 家族:子ども1人
物件:マンション / ローン残高:2,400万円 / 時価:2,300万円
ご相談の経緯
ご主人がギャンブルで作った借金が400万円にまで膨れ上がり、住宅ローンの支払いも滞りがちになっていました。
生活費も足りず、夫婦喧嘩が絶えない日々。やがてご主人は家を出て行き、残されたのはローンの支払いと幼いお子さま。
J・K様はパート収入で何とか支払いを続けましたが、滞納は11か月に及び、裁判所から「執行官」が訪問。
競売の現実を突きつけられたとき、「もう終わりだ」と感じたそうです。
そんな中、インターネットで「任意売却」という言葉を知り、任意売却119番に相談をされました。
任意売却による解決の流れ
住宅ローンの滞納が11か月に及んだ時点で、債権者である〇〇銀行は保証会社△△信用保証に代位弁済を依頼。
その後の交渉は、保証会社から委託を受けたサービサー(債権回収会社)が窓口となりました。
- 販売価格:2,300万円(相場価格で売却)
- ローン残高:2,400万円
- 残債:約410万円(諸経費・遅延損害金を含む)
- 残債放棄・圧縮率:90%(約370万円を免除)
- 分割返済:残り40万円を月10,000円で約3年半(40回)
- 引っ越し代:債権者了承のもと10万円支給
任意売却での売却価格は相場並みの2,300万円。
表面的な差額は100万円ほどでしたが、滞納期間中の遅延損害金(約150万円)や、仲介手数料・登記費用・管理費滞納分などの諸経費を含め、実際の残債は約410万円となりました。
サービサーとの交渉では、J・K様の収入状況(パート勤務・扶養家族あり)や生活再建の必要性を丁寧に説明。
「これ以上の返済は現実的に難しい」という点を誠実に伝えた結果、残債の9割(約370万円)が免除される形で和解が成立しました。
残りの40万円については、月1万円ずつ3年半で返済すれば、完済扱いとなる条件付き免除(残余免除)の和解契約が締結。
返済を最後まで続ければ、残りの債務はすべて帳消しになります。
この結果、J・K様は競売を回避し、生活再建と信用回復の両立を果たしました。
また、引っ越し費用10万円も売却代金の中から支給され、無理のない形で再出発が叶いました。
関連記事:任意売却後の残債はどうなる?払えない時の対処や時効について解説
任意売却後の生活
現在は相模原市内の賃貸住宅で、お子さまと穏やかに生活されています。
「住宅ローンのことを誰にも話せず、夜も眠れない毎日でしたが、任意売却を通じて再スタートできた気がします」と語ってくださいました。
相談員のコメント

ギャンブルが原因で住宅ローンを滞納してしまうケースは決して珍しくありません。
重要なのは、「もう無理だ」と思う前に専門家へ相談することです。
競売にかかってしまうと、引っ越し代も出ず、残債の交渉も難しくなります。
任意売却であれば、債権者と話し合いの上で金額調整が可能です。
今回のように、残債の一部免除や分割返済の柔軟な対応を得られることも多く、生活再建につながる選択肢です。
ギャンブルが原因の住宅ローン滞納でお困りの方へ

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任意売却は、住宅ローンの支払いが難しくなった方に最も多く選ばれている解決方法です。
しかし、ほかにも、いまの家に住み続けながら売却できる「リースバック」や、債務を減額できる「個人再生」など、
ご家庭の状況に合わせて再出発を支える方法があります。
専門スタッフがあなたの立場で寄り添いながら、最適な解決策を一緒に考えます。まずはお気軽にご相談ください。
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