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体験談②税金滞納で家が差押えに。任意売却で解決しました。

【相談者】男性 30代 神奈川県横浜市 築11年の戸建て

【状況】いわゆる「嫁ブロック(=夫の転退職に妻が反対すること)」を押し切って、希望する会社に転職しました。年齢的にタイムリミットだと思いました。やりがいを優先させたので、多少の収入減は目をつむりました。ただ、それがきっかけのように夫婦仲が冷え切ってしまい、妻は子を連れて実家に戻ってしまいました。弁護士を通じて養育費や婚姻費用を求められたことで、自分の生活もままならなくなり、そのうち住宅ローンや固定資産税を滞納するようになりました。

【相談】 税金の滞納があり、自宅にはすでに仮差押えがついていました。滞納額は、延滞税を含めると約30万円ほど。市役所に任意売却と差押え解除交渉をすると、「全額納付しないと、売却時にも解除はしません。」と言われました。一切妥協しそうにない対応に戸惑うばかりでした。

【結果】買主の協力もあり、税金をすべて納付して任意売却が成立しました。住宅ローンは一部残りましたが、仕方がありません。そもそもローンがほとんど残っていましたから。
家は一人で住むには広いので、売却するのは構いません。ただ、売ってしまうと子供たちとはもう一緒に暮らせないのだな、という実感が強くなり、それが一番辛く感じました。今は売ってすっきりした気分と、寂しい気持ちがないまぜになっています。

【担当者から】地方税の滞納について、厳しい対応をする自治体は増えています。税収入が落ち込んでいる地方自治体は多く、給与や口座、物件の差押えを受ける方の相談が後を絶ちません。もし、支払いは義務ではありますが、優先順位をつけるとすれば、生活・税金・お借入れの順で考えるとよいでしょう。

関連ページ:税金滞納による仮差押えと任意売却

任意売却119番