住宅ローンの10年後の金利は予測可能?!
上記出典元:ダイヤモンド不動産研究所
未来は誰にも分かりませんが、ある程度の予測は必要です。特に金利は敏感にならざるを得ません。多少の金利差でも長期で支払えば、大きな支払利息となるからです。
さて、「インプライド・フォワードレート」と呼ばれる分析方法があります。ここで注目するのは、住宅ローンの店頭金利です。これは固定期間ごとに、景気の先行きや金融政策の変化を織り込みつつ、自行の経営スタンスを反映して設定されていると考えられるためです。店頭金利を分析することで、それぞれの銀行の先行きの見通しを計算できます。要するに「長期の固定金利が複数設定されていれば、将来の金利が推計できる」という考え方です。
住宅ローンを利用する際は、金利動向はもちろんですが、ラインプランも併せて考えましょう。低金利や住宅ローン控除の恩恵を受けつつ、支払利息をできるだけ圧縮する。家計には、一定の余裕をもたせる。家族と共有しておく。このような根回しもある種“保険”と言えます。