任意売却で解決された事例
「こんなにローンが残っていても、
本当に売却できるの?」
「自分と同じような境遇の人は、
どうやって解決したの?」
このようなご質問をよくいただきます。
ひとりひとり顔が違うように、任意売却に至った事情も解決への道筋も人それぞれですが、参考までにこれまで解決された方の事例をご紹介します。
※但し、債務の状況や家庭の事情によって、任意売却の進め方は大きく異なります。ご了承ください。
収入減リーマンショック後、仕事がぱったりなくなった。もう払えない

家族:妻・子供2人
10年前、モデルルームを見に行ったのがきっかけで、3LDKのマンションを3,480万円で購入しました。公庫のステップローンを利用して、35年ローンを組みました。
月々13万5千円の支払いは、無理のある計画だとは思っていませんでしたが、景気の悪化とともに収入が低下、ついには650万円あった年収が330万円にまで落ち込み、ローンが払えなくなりました。
自己破産をすれば残りのローンをチャラできると聞きましたが、連帯保証人である別れた元妻に迷惑をかけたくないので、任意売却を選びました。
今は、家賃5万円のアパートに引っ越して、子供たちとなるべく慎ましく暮らしています。
収入減一時は1,000万円あった年収が320万円に

3年前、3LDKのマンションを2,400万円で購入しました。私の収入は、いい年は1,000万円くらいありましたので、無理のある買い物だとは思いませんでした。
ところが、その直後、リーマンショックが金融業界を直撃、私の年収はたった2年での320万円まで落ちこみました。
これまで旅行を楽しんだり車を買い換えたりと、そこそこいい暮らしをしていたのが、食費まで切り詰めなければならない生活となり、苦労がたたってか妻が病気になってしまいました。
重い住宅ローンと妻の医療費とで貯金はみるみる心許なくなり、このままではもう夜逃げするしかないのかと案じていた時、任意売却というものがあると知りました。
会社員の方他で頼んだが、なかなか売れなかった

15年前、3LDKのマンションを3,650万円で購入しました。頭金を650万円用意し、都市銀行で3000万のローンを組みました。
しかし、その後だんだん景気が悪くなり、5年ほど前からじわじわ仕事が減ってきました。そして去年、ついに年収が以前の半分近くの550万円まで減ったため、ローンを支払い続けられなくなりました。
地元の不動産業者に相談したところ、ローンが残っている不動産は債権者(借入先)の同意がないと売ることはできないとのことでしたが、債権者からの回答は、「(相場の1,400万円よりかなり高い)1,900万円以上でなら売却してよい」という信じられない返事でした。
当然のことならが、高い値段で売り出した私のマンションは3ヶ月経ってもまるで買い手がつかず、困っていた時に任意売却119番を知りました。
会社員の方収入が減り、住宅ローンが大きな負担になった

家は若いうちに買った方が後が楽と考えて、14年前にマンションを購入しました。収入が増えることを見込んでゆとりローンを利用したのですが、思うように給料は上がりませんでした。
返済額がアップした際にリスケを行い、月々の返済額を減らしてなんとか支払いを続けていましたが、不況で収入が減り、それすらも支払っていけなくなりました。
もう家を持っていることが人生最大のお荷物と分かり、任意売却を決意しました。
今は実家近くの戸建を格安で借りています。通勤時間は2倍になりましたが生活費を抑えられているので、子供の教育費もしっかりできています。
離婚した
女性離婚した元夫が、知らないうちにローンを滞納

元夫名義のマンションに、子供とふたりで暮らしていました。ローンは元夫が養育費代わりに払う約束でした。
ところが、ある日、裁判所から「担保不動産競売開始決定通知」という書類が突然書留で届きました。あわてて元夫に連絡をとったところ、「昨年から収入減で支払いができていなかった。」とのこと。慌てて任意売却119番に電話しました。
元夫に会うのは気が進みませんでしたが、担当の方がうまく仲立ちをしてくださって、売却の同意を得ることができました。
幸い、購入希望者がすぐみつかり、近くの賃貸物件を紹介してもらって転居しました。子供が転校せずに済み、最悪の事態は免れたかなと思っています。
自営業の方不況が事業を直撃。客足が途絶えた上、改装費用の返済が…

年齢:40歳代 家族:夫婦二人
夫婦で飲食店を経営していました。以前はわりと繁盛していました。
この辺は外国人労働者の方が多く、彼らのごひいきもありました。
しかし、世界同時不況はこの大きくない町を直撃したと思います。ぱったりと客足の途絶えた店、直前に施した店の改装費は借入でした…。売上はなくても経費だけはどんどん出て行くし、毎日夫婦でため息ばかり。滞納も重なり、「お詫びに死ぬか、夜逃げをするほかないか。」と言い始めた夫を見て、妻の私が任意売却119番に電話しました。
店は失いましたが、スムーズに引越できました。幸い、元気で料理も作れます。新天地で、気分を変えて頑張っています。
友人の
連帯保証人本人(主債務者)が倒産し、行方不明になった

年齢:68歳
家族:妻・成人した子供2人
(連帯保証人としての債務)
収益物件の概算額: 約4800万円
自宅の時価:約1700万円
あぶないかな、と思いながらも友人の借金の保証人になったところ、案の定主債務者が倒産し、行方不明となり、銀行から残債務を一括返済するよう請求を受けた。
弁護士には自己破産を勧められたが、収益物件を売却するのは仕方がないとしても、若いときに無理して買った思い出のある自宅だけは残したい、という希望は捨てられなかった。
縁あってこちらに相談し、いろいろあったが最終的には旧知の経営者仲間の協力により、自宅を買い受けてもらった。
数年来の課題であった事業承継を任意売却の際に済ますことができて良かった。
リストラ家を買って3年目に派遣契約を打ち切られ、返済不能に

年齢:44歳 家族:妻・子供
私はブラジル出身です。
日本人の妻と結婚したのを機に帰化し、子供が大きくなってきたので思いきってマンションを買いました。
ところが、3年目に突然派遣契約が終了しました。長い間一生懸命働いて来たのに、まさか終わるとは思っていませんでした。
日本語があまり上手くないためなかなか仕事が見つからず、貯金はどんどんなくなっていきました。
任意売却119番で対応してもらえて、任意売却できてほっとしました。家がなくなったのは残念ですが、この先ずっと借金に追われるのは怖かったので、これで良かったと思います。
相 続父が亡くなり、残された自宅をどうしていいか分からなかった

年齢:40歳 家族:兄・母
父が突然亡くなり、相続が発生しました。
病気で意思の疎通が難しい兄と、痴呆が始まった母を抱えて何をどうしたらいいのか分からず、途方に暮れてしまいました。
私は無職でローンの支払いもできず、蓄えもなく、母や兄の給付金では生活と治療費で精一杯でした。
あちこち夢中で電話してみましたが断られ、やっとたどりついた任意売却119番だけは「やれるだけやってみましょう。」と言ってくれました。
結果、借金を完済でき、諸費用も売却代金からまかなえたので、ほっとしています。今は、高齢・障がい者対応の公営住宅へ転居でき、静かに暮らしています。
収益物件相続対策のつもりでアパートを建てたが、上手くいかず…

年齢:61歳 家族:妻
バブル時代の頃、相続対策のつもりで先代から受け継ぐ土地に駐車場を買い足して、2億ほど借り入れ、一棟収益物件を建てました。
その後、バブル崩壊。高い利息と価格の大幅な下落、築年数経過による収益の悪化が重なり、完全に破綻しました。
先代に申し訳なく、自殺して保険金で残金を保険金で賄おうと何度も考えましたが、会社のこと、従業員のこと、そして家族を考えるとできませんでした。
銀行は相談に応じてくれず、競売開始決定通知が届いたので、こちらに相談しました。物件は失いましたが、賃借人に大きな迷惑を掛けることもなく、新しい家主の方に買っていただけてほっとしました。
収益物件知人の紹介で購入した収益ワンルームマンションで失敗

年齢:30歳 家族:独身
友人の勧めでワンルームマンションを購入しました。節税になるということを聞いて悪い話ではないと思っていました。
ところが、今思えば、一部上場企業に勤務しているということで、つけ込まれていたのでしょう。次々に同じ販売会社から同じ棟内の物件を3つ買わされ、あっと言う間に経営が赤字になりました。
中古のマンションの価格はたったの数年で大きく値が下がっていて、売るにも売れない状態になりました。
任意売却できて本当に助かりました。勉強代は高くつきましたが、安易な儲け話に乗ってしまったことを反省しています。
ゆとり
ローン給料が上がってないのに、返済額がアップ。もう払えない

年齢:47歳 家族:妻・子供(高校生・中学生)
隣の家が売りに出た時、その額を見て愕然としました。我が家も同じ時期に買った同じような建て売り。
「今売れば1980万にしかならないのか…」
我が家は「債務超過」という事実に気づき、なんとかしようと思ったのが、任意売却のきっかけでした。
家を売るのは残念でしたが、かなり無理して払っていたローンの返済(月16万円+ボーナス払い年60万)と固定資産税の支払いが消え、今では賃貸の家賃月8.5万のみになり、生活は格段に楽になりました。
子供の教育費も着実に貯まってきています。
収入減被災者向けローンを利用していたため、元本が殆ど減ってなかった

年齢:55歳 家族:妻・子3人
リーマンショック後、賞与が0となり、滞納が始まりました。会社の業績が懐に直撃する状態で、大幅な収入減に。
いくらか持ち出してでも自宅を売りに出そうと、ローンの残りを調べてみてびっくり。 阪神淡路大震災の被災者向け住宅ローンを受けていたため、当初10年間支払い額が安かったのですが、そのせいで元本がほとんど減っていなかったのです。
当初の支払額が安いことに目がくらんで、安易に被災者向け住宅ローンを利用したことを後悔しました。
引っ越すのは残念でしたが、買主の方の理解をいただいて、末娘の中学卒業後まで引渡しを待ってもらえたのが救いです。
収入減職業上の制約で自己破産できない。どうすれば…

年齢:48歳 家族:妻・母・子供
リーマンショック頃から収入がガタ落ち。生活費は母の介護費含め月に30万、自営の維持費に50万。
カードローンには強い抵抗がありましたが、親戚など他に借りるあてもなく、仕方なく借り入れて生活に住宅ローンの返済に充てていました。
借入の総量規制が始まると聞いて、もはやこれまで、と思ったが、保険代理店経営なので、自己破産は絶対にできません。八方塞がりの中、半ばやけっぱちで問い合わせました。
おかげさまで、自己破産せず仕事を継続できています。車も手元に残せて、営業活動も今まで通りできています。もっと早く、できればカードローンに手を出す前に相談すればよかったと思います。