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(58)いい任意売却業者を見極める方法…悪徳業者に注意

任意売却をなさる方は、さまざまな経緯、それも辛い経験を経て経済難に陥っているケースがほとんどです。精神的にも経済的にも苦しい時、疑心暗鬼にもなりやすいと同時に、甘言にもほだされやすくなっています。

任意売却を任せる不動産業者には、仲介業務だけではなく、事情や都合などを相談することが生じるでしょう。筆者の経験からも、相談者からは頼られること、親族にも話せないことを打ち明けられることが多々あります。


●実務担当者が考えるよい任意売却業者とは

1)相談者の事情を踏まえて動く

2)断言をしない

3)選択肢を示す

4)質問に快く答える

5)相談者に不安を抱かせない

1:任意売却は単に不動産の売買に終始しません。それは、任意売却をする方の多くが離婚や死別、収入減や事業破綻、事故や病気怪我といったトラブルを経験しているからです。思わぬことで精神的にも経済的にも苦しくなっているため、家を手放すといっても一般的な売買のように、買い手を見つけて決済を算段しても、売主(相談者)がスムーズに事を運べないことが多いのです。そのため、任意売却業者には、相談者の事情や希望を事前に把握したうえで、できる限り買主や債権者にも迷惑を掛けない売買手続きの算段が組める資質が求められます。

 

2:これは「誠実さ」に通じます。根拠もないのに『大丈夫です』『全部任せてください』『競売にはしません』といった頼もしい説明は、不安なときは特に心強いものです。しかし、任意売却は交渉ごとです。ローンの貸し手である債権者をまたいで、一介の不動産業者が断言できることは多くありません。しかも、債権者の動向は時勢とともに変化します。本当に見識がある担当者こそ、いろいろなケースを経験しているので、断言が難しいのです。

 

3:最も注意をしてほしいのは、「状況を把握しないうちに、ローン滞納を勧める。」「ローン滞納しはじめたら、すぐ転居して空家にしてください。」という業者です。こんな業者は、あるはずの選択肢を示さないでしょう。また、任意売却をした後の残債務は破産するしかない、とは限りません。

同じ任意売却でも、時間があればその後の生活再建のために算段が組めることはほとんどです。よい業者というのは、決して業者の都合だけで事を押し進めようとはせず、その方の今後や有利さについて言及があるものです。

 

4:段取りのよさ、というのは一緒に作業や生活などをしていないと分かりづらいものですが、全く把握できないわけではありません。任意売却は、一般的な仲介業務に比べると、各段に作業量や注意点が多くなります。行き当たりばったりで仲介業務を完結することは難しいですし、債権者は金融機関であるため、期限の死守と定期的な報告は当然の義務です。

段取りのいい担当は、必ず全体の流れを簡潔に説明し、段階ごとに相談者である売主に書類取得や転居の案内をします。不動産、まして任意売却は初めての方ばかりです。最初に分かりやすい説明があるかどうか、質問にも快く対応してくれるかを見極めるといいでしょう。

 

5:最もよくないのは、不安を煽る説明をしたり、連絡がほとんどないこと。進捗が分からないまま何カ月も過ぎると、一体どうなっているのだろう、と不安になるものです。今は電話や手紙、FAXだけではなく、メールやラインなどのアプリケーションもあります。ただ、担当者と相談者お互いの連絡が行き違うことも多いので、できるだけ相談者さまの方からも積極的にコンタクトを取っていただけると幸いです。


●悪徳業者の典型トーク
1)多額の引越し代や現金を約束する

2)説明がない、あっても根拠がはっきりしない

3)「今サインしてください。」などの即答、即決を求める

4)疑問を呈すると、すでに決まったことだと言い張る

競売、つまり強制売却は国の機関である裁判所が行うため、公正明大です。その一方、任意売却は民間の不動産業者が行います。不動産業者は数多くあり、そのどれもが仲介業務可能です。不動産業者であれば、賃貸斡旋専門でも任意売却未経験でも、任意売却をすること自体はできる、と言えます。

民間業者が参入している以上、市場原理や競争があります。どの業界でもそうですが、特に不動産業界は、業者の良し悪しが客観的に分かりづらいと言えます。任意売却においてもいわゆる悪徳業者が存在しているようです。相談を受けていると時に債権者のほうから「この業者はやめた方がいいですよ。」と言われたので任意売却119番に問い合わせた、と仰る方もいるほどです。

任意売却を相談する方は概して経済難です。お金に困ると、精神的なストレスも多く、ひどいときは正常な判断が難しくなります。そもそも任意売却に慣れた相談者はいないので、業者の“いい話”の真偽も分かりません。心弱りしている時、対応や説明が親切で、しかも相談者の希望どおりだったりすれば救われたような気持ちになるでしょうし、信じたくもなるでしょう。しかし、困っている時、辛い時こそ甘い話やミラクルを信じないほうが安全です。

実際に「業者の甘言を信じ、言われるまま進めていたら自己破産手続きまで取られていた」、「絶対にならなない、と言われていたのに競売で終了した」、「約束の引越し代はないまま業者と連絡が取れない」といった相談もなくならないのです。