不動産競売とは

不動産競売とは、債務者から債権の返済を受けらなくなった債権者が、債務者が所有する不動産などを裁判所の管理下で強制的に売却し、その売却代金から債務の支払いを受ける手続きです。
この説明では専門用語が多くてわかりにくいかも知れませんが、具体的には次のような場合に競売は行われます。

  • 住宅ローンが返済できなくなった時
  • 不動産(自宅の他、事務所や倉庫の場合も有)を担保にして借りたお金を返せなくなった時

その他、(兄弟など)複数の人が相続した物件をお金にして分ける時にも競売は行われますが、もっとも多いのは上に挙げた2つのケースです。
借りたローンを返せなくなるということは、貸した側である銀行や信用金庫などは、貸したお金を回収できなくなります。そこで、貸した相手が持っている不動産を売って、その代金をローンの返済に充てるという方法を取るのです。これが競売です。

借りたお金を返すためとは言え、
  1. 相場の価格の70%程度の安い価格でしか売れない
  2. そのため、競売で家を失ってもまだ借金がたくさん残る
  3. 競売にかかると、不動産業者が隣近所に聞き込みを行ったりチラシを入れたりするので、経済的な事情(プライバシー)を知られてしまう

という大きなデメリットがあります。
しかも、お金を貸した側である銀行などが得をするのかといえば、そうではありません。上に述べたように、競売では一般の売買に比べて非常に安くしか売れない上、競売を申し立てるための費用もかかるため、 せっかく手間隙をかけて競売を行っても、少額しか回収できないというデメリットがあります。
つまり、競売はローンを貸した側・借りた側双方にとって決して良いとはいえない解決方法なのです。

競売はいつ行われるの?

最近の傾向では、滞納を始めて4~6ヶ月程度で競売に移行することが多いようです。
しかし、借入先によって対応は大きく異なりますので、詳しくは地域の相談員にお尋ねください。

裁判所からの手紙

競売開始決定通知 お手元に、左のような手紙がきたら、すぐにご相談下さい。
これは裁判所からの「競売開始決定通知」であり、「あなたの家は競売にかけられます」という内容が書かれています。
この手紙が届いた時点から最短約4ヶ月で、あなたのご自宅は強制的に売却されてしまい、対抗する手段がなくなってしまいます。

しかし、今ならまだ任意売却で解決することが可能です。 任意売却なら、自分の意思でご自宅を売却できるだけではなく、競売よりも高く売れるため、家を失った後に残る借金(残債務)も少なくて済みますし、その残債務も「月々1万円ずつ」など無理のない方法で返済できるよう交渉できます。